片段の可能性
現代進歩により解き明かされてきた片面段ボールが持つ可能性の数々。
夢とロマンがいっぱい詰まったダンボールの向こう側を一緒に見てみましょう。
片段のルーツ「紳士のたしなみ!?」
今や一家に一台、いえいえ「一家にひと箱」はあると思われる段ボール箱。
この段ボールが初めて作られたのは、1856年のイギリスだったと言われています。
でもそのとき作られたのは、箱ではありません。
なんと、英国紳士が被るシルクハットの汗取り!
波形の今で言うフルート部分をクルッと丸めて、内側に取り付けていたようです。後にアメリカで、その波形に片面だけライナーを取り付けたのが「片段」。
つまり、箱などに使われる両面段ボールよりも先に、片段が生まれたということなのです。
そして、KATA-DAANを運営する「太平段ボール工業」のスタートも、片段からでした。
最初の仕事は、「蚊取り線香」の缶に入れる「下敷き」でした。現在では、その片段が主力商品の一つとなり、
他社に負けないほど「たくさんの種類の片段」を製造しています。